「表札」は出す?出さない?

昨日は愛知県の大学で交換留学生の授業。

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1限目は中上級レベルの聞き取り中心のクラスで、
「街で見つけたおもしろいもの」について。

テキストは
『日本で学ぶ留学生のための中級日本語教科書 出会い』

韓国系カナダ人の留学生が日本の「表札」を見て
おどろいたというお話

を聞いて、

聞いた内容について話し合っています。

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「表札」の各国のお国事情は

ドイツ:出す(のが当たり前、規則?)

フランス:出さない(出すと自慢してる感じ)

ブラジル:出さない(出すと危険、詐欺や誘拐などの犯罪に使われる)

メキシコ:出さない(危険、昔は田舎なら出してたかも)

台湾:出さない(名前を出さなくても困らない)

韓国:出さない(地域、時代によっては出すところも。
        同じ苗字が多いから出しても意味ない)

でした。

この内容を扱うのは今期で3回目ですが、

最初は「街で見つけたおもしろいもの」で
「表札」が選ばれていたのにもびっくりでしたし、

学生の「表札があったら犯罪に使われる」ということばにも
そんな考えもあるのかと驚いたものです。

確かに危ない面もあると思いますが、犯罪に巻き込まれるのが
そこまで身近なものという認識がなかったもので。

授業では「表札を出す」ことのメリット、デメリットも考えるんですが、
メリットはいくつか出てくるけれど、デメリットは「犯罪に巻き込まれる」
の一つだけでした。

が、この一つの力が強すぎるからか、メリットはいろいろあっても
やっぱり出さない方がいいんじゃないかという意見の方が多かったです。

日本は安全だから、犯罪と言ってもそんな大きなことにも
なりそうにないから出しても大丈夫だと思いますけど

と言う声もありましたが。

テキストの中には「日本は安全だから表札を出すのではなく、
安心して生活できるように表札を出すのではないか」

という留学生の意見も出てきて、それはそうかもねと
みんなで納得してました。

引っ越しの時に隣近所にあいさつをするかということも
聞いたんですが、

それも住む地域によってさまざま。

昔はあいさつするのが当たり前だったけど、
今は特に都会ではしなくなった

というのはどこの国でも共通。

今でもあいさつする地域があるところについては、

安全だからあいさつするし、
あいさつするからより安全が保たれている

のかもしれないなと改めて思った

ということを言う学生も。

それぞれにいろんな気づきがあって愉しい授業でした。

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