おすすめの本を紹介する活動

今朝、『日本で学ぶ留学生のための中級日本語教科書 出会い
を使った授業の話を書いたので、『出会い』関連の実践をもう一つ。

第6課に「子どもたちに本を読む喜びをあげたい」というテーマがあって、

その中の課題に「子どものころ好きだった本について紹介しましょう」
というものがあるんですが、

それをビブリオバトル的に、みんなの前で発表するという形でやっています。

今学期は、ブラジル、メキシコ、韓国、台湾、ドイツ、フランスの
学生が参加していて、

紹介された本は

・『A droga da obediencia』(邦訳:服従の薬物)
 (ペドロ・バンデイラ・デ・ルナ・フィリョ著)(ブラジル)
・『砂の戦士たち』(ジョルジェ・アマード著)(ブラジル)
・『Will you be there?』(Guillaume Musso著)(フランス)
・『奇跡のリンゴ』(石川拓治著)
・『砂漠での戦い』(Jose Emilio Pacheco著)(メキシコ)
・『ホビットの冒険』(John Ronald Reuel Tolkien著)(イギリス)
・『緋色の研究』(コナン・ドイル著)(イギリス)
・『What I Believe』(Tariq Ramadan著)(スイス)
・『The Fault in Our Stars』(ジョン・グリーン著)(アメリカ)

 

でした。

最後にあるカッコは著者の国名ですが、韓国の学生がフランスの作家の
本を紹介したりと、自国の本、日本の本に限らずいろいろなものが出てきました。

テキストの課題は「子どもの時に好きだった本」となっていますが、
授業では、子どもの時に限らず、好きな本、読んでよかった本、
他の人におすすめしたい本を紹介するということにしています。

というのも、初めてこのテキストを使ったときに、学生から、

「子どもの時に読んだ本だったら、紹介されて読みたいと思っても
言葉が分からなくて読めなかったら意味がない。

せっかく紹介してもらうなら、興味を持ったら読めるような本を知りたい」

という意見が出たもので。

確かに、多国籍のクラスの場合、子どものときに読んだ本だと
言葉の問題で読みたくても読めない場合がありますよね。

でも、子どものときの本だからこそ、自分の国にはない本を知る
という機会にもなるだろうし、それはそれで意味があるような気もするし…。

と、どうするか迷ったんですが、それぞれの可能性を話し、

最終的にどうするかは毎回学生と話し合って決めています。

1期目は、基本的には日本語の本、でも、違ってもOK

2期目は、言語も読んだ時期もこだわらず、本当にいいと思った本を紹介する

となり、

3期目の今回は、実はちゃんと話し合えず…。

課題の説明をした時に同じような意見がいろいろ出たんですが、
ちゃんと話し合いができないまま、当日を迎えてしまいました(;一_一)

だったんですが、

学生の方がクラスメートに配慮をして、

全員が日本語か英語に翻訳されているもの、もしくは、
それにプラスαして、クラスメートの母語に翻訳されているものを
選んで発表していました。

本の紹介から、その国の社会問題や関心事について知ることができたり、
その本を手にしたきっかけや読んだ感想から、学生の思いを知ることが
できたりと、毎回私にとっても気づきのある楽しい時間になります。

ぜひ続けていきたい課題です。

ちなみに、1期目の実践については関連記事がこちらにあります。

留学生のクラスでビブリオバトル①
留学生のクラスでビブリオバトル②
留学生のクラスでビブリオバトル③賞品は

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